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豪ドル、長期シナリオの一つ、底打ちシナリオ。(FX市場の話題)

目次

 

豪ドル底打ちシナリオ!?その条件

 

以前、豪ドルの個人的なシナリオについて話したことがあります。どちらかと言うと豪ドル弱気目線のシナリオでした。(1)(2)

今回は、長期的な視点での「豪ドル底打ちかも?」という目線のシナリオです。

 

米国はまだマシですが、中国、欧州に関しては景気見通しに不安が強めです。豪州は中国との経済的つながりが強く、もちろん世界経済全体の動向の影響も受けます。豪州の金融政策も注視しなければなりません。

そのため個人的にはなかなか豪ドルを強気には考えられないです。これらについては、以前の記事の通りです。

 

一方で長期的に少しずつ、いくつかのファンダメンタルズの条件が揃うならば、、、という観点で、豪ドル底打ちシナリオを検討しだしてもいます。

 

個人的に考えている条件というのは――

  • 米国を中心として、世界経済に少しずつ安定・底堅さが明確になること。
  • 米中貿易問題の小康状態継続、もしくは少しずつの進展。
  • 中国の景気減速が市場予想を上回り強い悲観的心理が生じる、ということがないこと。
  • 欧州経済見通しにおいてさらなる強い悲観的観測が生じずに、少しずつ底堅さが生じること。

私はこれらの条件が整わないかどうか、経済指標、ニュースを追って行こうと思います。

さらに、 可能性が高いのか低いのか私には分かりませんが、少し注視しておきたいのがあります。

 

私はユーロ圏の財政出動の可能性について注視しておこうと思っています。

ユーロ圏財政出動については、私は学者でもアナリストでもないので実体経済に与える影響について、どーのこーの言う資格はありません。

しかしもし前向きに検討され、それに向かうようならば、金融市場においてはリスクオン要素であり通貨ユーロの支えになるだけでなく、豪ドルの支持材料にもなるのではないか、と考えています。円安材料にもなるのでは、とも思っています。

 

しかしこれはユーロ圏の盟主とも言うべきドイツの政治、世論に騒ぎを引き起こすようなもののようで、どうなることやらです。

 

気になること。豪金融政策、豪株、鉄鉱石、金利

 

これからの豪金融政策がどうなるかは、いろいろな意見があるようで、詳しく分かりません。

オセアニアの金融当局が現在ハト派であるのは事実ですが、一方で豪金融当局がこれからもハト派策をガンガン突き進むかといえば、それを正当化するファンダメンタルズがない限り、個人的にはそうはならないのではと考えています。

 

これから先、上記の条件が少しずつ整っていき豪金融政策姿勢もこのまま継続ならば、豪ドルは底打ちに向かうのではないか、もしくはいくつかの通貨に対しては既に底打ちしたのではないか、という可能性も頭に入れておこうと思っています。

 

直近においては個人的に、まず豪株と鉄鉱石価格動向が気になります。鉄鉱石に関しては需給の観点から弱気観測があります。

豪株に関しては、私は高値なのかなぁと、短期的には少しばかし調整する余地もあるんじゃないかなぁ、と考えています。

これらの動向が豪金利、豪ドルに影響を与える可能性があります。

 

豪株です。

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豪株 月足(左)、日足(右)

でも例え調整が入ったとしても、豪州はもちろん各国の景気支持策などファンダメンタルズ的には、下がったところでは株価は支持されるのではと考えていますが。

 

一応豪金利も。

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豪金利 月足(左)、日足(右)

豪金利は底堅さが見えているような気がします。豪ドルの支援材料です。でも、ファンダメンタルズ次第では底堅さがなくなることもありますけどね。なのでファンダメンタルズを追って行くのが重要なんです。

どちらにしろ豪金利は、現状況ではグングン上昇する、とまでは考えていません。

 

現時点での豪ドルの状況

 

・豪ドル/米ドル

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豪ドル/米ドル 月足(左)週足(右)

・豪ドル/円

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豪ドル/円 月足(左) 週足(右)

・ユーロ/豪ドル

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ユーロ/豪ドル 月足(左) 週足(右)

・豪ドル/ニュージーランドドル、豪ドル/カナダドル、豪ドル/シンガポールドル

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月足。左から豪ドル/ニュージーランドドル、豪ドル/カナダドル、豪ドル/シンガポールドル

 

私は現時点でのファンダメンタルズでは以前の記事の通り、豪ドルは上昇下落両方の材料があると考えますし豪金融当局は豪ドル高を嫌がっていることにも注意しています。

なので高値安値に追随するというよりも、慎重にファンダメンタルズの推移を追って行きながら検討していきたいと思っています。