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スイス中銀の悪夢は終わるか?トルコリラ、南アフリカランドのシナリオは?少し取引について

 

11/7振り返り

 

昨日11月7日(木)は夕方以降の米中交渉ポジティブ報道、進展期待でリスクオンになりました。

 

米金利は一気に1.9上抜け。ドル買い、円安。ユーロも弱かったです。

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米金利 1時間足 日足

米金利2.0はやはり意識されている水準だと思います。2.0を超えるためには、さらに材料が、特に実体経済に関する堅実な材料が欲しいところなのではないでしょうか。

急激な金利上昇は、あまりよろしくないことでしょう。

一方で現時点では、米中交渉ネガティブ報道くらいしか、米金利低下の材料が無いようにも思えます。

 

ドル/円はドル買いで一気に109.50近くまで上昇後、軽く下落、調整の範疇でしょう。

ただ、米中交渉進展具合はまだ見極めが必要だったり、米金利も2.0に近いし、ドル/円はオプション取引や実需筋の売買思惑が騒がしかったりして、現状況だはピューッと伸びないのでしょう。

昨日は、画面はりつきにらめっこの、デイトレやスキャルの人にはやりやすかった相場だったのではないでしょうか。

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ドル/円 15分足

私は、今週は強いドル買いなくて、落ち着いてるんじゃないかなー、とポカンとして席

を外していたので、再びチャート見た時は、おぉー!という感じでした。

ドル円は上記にあるように、オプションや実需の売買で膠着しやすい時もあり、米金利の水準もあり、突っ込み買いをしたくなかったので、触れませんでした。

 

でも、ドル/スイスでIFD注文(指値エントリーと損切り注文)を入れていたらヒットしてました。下がったらすぐに損切り執行です。

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ドル/スイス 1時間足 4時間足 日足 

 

スイス中銀の悪夢は終わるか?――スイスフラン高是正の可能性

 

現時点でのファンダメンタルズの状況において、スイスフランの動向に少し関心が生じました。

まぁ、いろいろなことが重なって、スイスフラン高になっており、リスクオフの金利低下の中のある状況下では日本円よりも強くなる時がしばしばあります。

 

個人的にはファンダメンタルズの現状のトレンドに変化がないならば、つまり、とにかく米国経済は底堅い、もしくは緩やかな拡大、米中交渉はなんだかんだで少しずつ進展、中国は今以上の悲観が生じない、欧州経済は米経済よりだらしないけど、小康状態、もしくは少しずつ底堅く、というトレンドに変化がないならば、スイスフラン高圧力は弱まる可能性があるのでは、と考えています。

 

つまり、いくつかの通貨に対してさらなるスイスフラン高是正(スイスフラン安)の可能性です。

上記の現状のファンダメンタルズのトレンドに変化がない限りは、私個人は、スイスフランが高くなるようなら、長めの視点で慎重に売り場を探そうと思っています。

 

スイスフラン高是正には、もちろん欧州経済の動向が重要だと考えています。欧州のファンダメンタルズに底堅さが生じるかが、1つの鍵になっていると思います。

現時点では欧州財政出動の必要性を一部の人が主張してますが、EUの政治的・経済的盟主と言ってもよいドイツの政治や世論的には、騒がしい問題を引き起こす議題のようです。

 

しかし、このようなドイツの姿勢に対しては、この先もEU内からだけでなく、米国からも批判が生じ続けることもあるのではないかなぁ、とは思います。

「ユーロ安の恩恵を受けているのだから、やることやれ!世界経済の足をひっぱるな!」みたいな。

 

もし、ドイツが金融政策以外の何らかの手段での、欧州経済支持のための行動にさらに前向きになるということがあるのなら、私は、明らかにスイスフラン高は是正され、スイス中銀の悪夢は無くなり仕事がしやすくなるのでは、と思っています。

 

さぁ、どーでしょうか?

 

トルコリラ、南アフリカランドのシナリオについて

 

現状のファンダメンタルズのトレンドに変化がない限りは、トルコリラと南アフリカランドに関しては上昇、下落の2つのシナリオは同じ程度に現実的なのではないでしょうか。

 

下落シナリオ。これらは自国民にすら価値を信用されてないような脆弱な通貨であり、先進諸国の経済の堅調さ、金利の上昇傾向に従って、相対的にさらに価値が低くなる、つまり、トルコリラと南アフリカランドのさらなる下落、資金流出の可能性。

 

上昇シナリオ。先進諸国の経済が堅調に推移するのなら、いずれ新興諸国も恩恵を受け、安定化に向かう。米、欧、中の経済的リスクが減少し、リスクオンで投資資金も流入し上昇する可能性。

 

個人的には両方のシナリオとも現実的かも、と思って動向を注視しています。

今までは、市場心理の世界経済先行き懸念が、これら脆弱な通貨のボラティリティを増幅してきたようなところがあると考えています。

現状のファンダメンタルズのトレンドが継続し、世界経済が堅調・安定に向かうなら、これらの通貨のボラティリティが収まる可能性があると思ってます。

 

なので、これらの通貨はその脆弱さのゆえに下落する可能性もあると思いますが、ゆくゆくは、世界経済の安定によるリスクオンで底堅くなっていくのではと、動向を見守るつもりです。

 

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