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「長期的視野」 ユーロ圏(特にドイツ)の動向次第では、世界的なリスクオン(株高、円安)継続シナリオも?

 

米国・米中貿易問題以外のテーマは?

 

米中貿易交渉が悲観的状況にならずに、少しずつ進展していき、かつ、米国の経済トレンドが崩れないというのを前提条件として設定できるのなら、ユーロ圏、特にドイツの経済指標に対して、さらに強く金融市場が反応し、通貨ユーロの動向に強い影響を及ぼす局面が生じるかもと言えるかもしれません。

 

今までは米国の経済・金融政策の動向と、米中貿易問題が市場の大きなテーマでした。

このような大きなテーマの中にあっては、日本やドイツやオーストラリアなどにちょっとしたことがあっても金融市場においては、蚊に刺された程度で見向きもされません。

 

米国の経済・金融政策や米中貿易問題の報道、思惑で、何であれ、ある時はリスクオンで上昇、ある時はリスクオフで下落といった感じでした。

 

しかし、米国経済が堅調であり、米中交渉が少しずつ進展していく見通しであるという市場心理における合意が出来上がっていて、実際にファンダメンタルズにおいてもそのように進んで行くのなら、テーマが分散もしくは移行する可能性があると考えてます。

 

つまり米国と米中交渉以外にも目をやる余裕ができるということです。

米国・米中貿易というビッグテーマ以外のテーマの中では、次の2つが大きなテーマとなっているようです。

まず一つが、分かりやすく目立ったテーマですが、英ブレグジットとその後のイギリス経済・金融政策の動向。

もう一つが、ドイツを中心としたユーロ圏経済・金融政策動向であると考えます。

 

後者に関して、ドイツ他ユーロ圏の重要な経済指標に対して、ユーロがより敏感に反応する展開になる可能性を考えています。

今後、底堅い経済指標が続くのなら、ユーロは支持され、底打ちの可能性が生じます。

米国・米中貿易問題に悲観が生じずに、かつ、ユーロ圏経済の見通しが改善していくのなら、さらなるリスクオン、円安のトレンドです。

 

しかし、経済指標が悪くユーロ圏経済に悲観が生じれば、もちろん素直にユーロは下落し、場合によっては何らかの景気支持のための対策を催促するような市場の動きになる可能性も考えます。

 

ユーロ圏のさらなる景気刺激策の可能性に関して

 

ユーロ圏景気刺激策に関しては、金融市場においても一定の関心があるようだし、ドイツ当局者の間でも、いちおうは、話し合われてはいるようです。

景気刺激策の実施に関しては、ユーロ下落という考えも市場にあるようです。

これに関して個人的には、ユーロの上昇、下落の両シナリオ共に現実的であると考えています。

 

ユーロ下落シナリオ・・・ドイツを中心にユーロ圏の経済指標が弱いものが続き、ユーロ圏経済に対する悲観が生じる中での景気刺激策の場合には、その内容にもよるが、それほどユーロを持ち上げる力を持たない。

むしろ、ユーロ圏の経済の弱さ、緩和的金融政策、ドイツの出し渋りに対する不満、、、などが意識されユーロは下落。景気刺激策にサプライズがあれば少しはましになる。

 

ユーロ上昇シナリオ・・・ドイツを中心にユーロ圏の経済指標に底堅さが見られる、もしくは少しは楽観が生じるような中での景気刺激策の場合には、その内容にもよるが、基本的にはリスクオン心理に貢献。ユーロの支持力が生じる。

状況次第ではユーロの底打ち・上昇、スイスフラン高是正。その時に米国・米中問題に安心感が保たれていたら、円安、世界的株高。

 

要は、ユーロ圏の実際のファンダメンタルズ次第で市場心理、ユーロの反応に違いがあるのではということです。

景気支持のための行動だからといって、一方的にユーロ下落であるとは、私個人的には考えていません。

 

さて、今週はドイツのGDPやPMI、他があります。

 

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独金利 日足 4時間足

 

以上です。