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ドル円は需給的には上昇しやすい?ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドルは?

 

ドル/円―――下値堅い。あとは米中対立次第。

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ドル/円 日足。下段はIMMポジション、緑線はドル/円ロング、赤線はショート、黄色は合計

ドル/円は108.30以下はガチガチに堅い。決定的な米中ネガティブ状況でなければ割れないのかもしれません。

IMMポジは大きな偏りがあるとまでは言えない。

 

最近の売買の偏りは、正確なことは分からないけれども、今の108円付近の異様な堅さだと、たとえロングで捕まっていても、ロングポジを手放そうとする人はあまりいないのではないか?

しかしショートの場合は、米中対立でショートしている人はそれなりにいるはずであり、米中ポジティブ報道で上昇したら、すぐに逃げようとする人は多いのではないか?

そのため、市場の需給の思惑のみを考えた場合には、ドル/円上昇の方に感受性が高まっているのかもしれないと考えています。

 

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米金利 4時間足

米金利も下値は堅そう。米中ポジティブ報道があれば、1.8は超えるでしょう。

しかし、今回の下げで2.0超えは少しばかし遠くなったのではないでしょうか。 

 

材料でドル/円が上昇しても、上では、実需、オプション、、、、などに絡む分厚い売りがありそうなんで、かなり強い材料で無い限り、109.50は遠い印象を持ってます。

108.90以降は重くなり易く、109.30、40はロング勢もターゲットにしやすく、さらに重くなるのでは考えてます。

 

結論としては、ドル/円は膠着感が強く、上昇であれ下落であれ、明確な材料待ち。

上昇した場合も、強い材料で無い限りは、膠着感がありながらの上昇。ロングのターゲットは最たるものでも109.30~50。市場心理を一変させる強い材料があった場合には110付近。

 

ユーロ/ドル―――弱気にも考えられる。判断に迷う。

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ユーロ/ドル 日足 4時間足

ユーロ/ドルは判断に迷います。米とユーロ圏のファンダを比較した場合には、ユーロはベア気味。 中国経済とのつながりもあり、その点でもベア気味。

直近の市場心理としても、おそらくベア気味。

 

ただし、市場の大きなテーマが米中対立の動向ということもあり、その影響も受けています。

 

市場の需給的には、直近ユーロベアに傾き、ショート玉が生じたと考えています。短期ショート勢のターゲットは、今の水準である1.101~1.10付近だと思います。

ここで止まりユーロ/ドルが下がらない場合には、一旦ショートカバーが入るかもしれません。

 

ユーロベア派の中には、さらに下落して1.09ミドル以下を考えているトレーダーもいると思います。

ここまで来ると、ファンダメンタルズと市場心理次第ですが、長期的にユーロ/ドル上昇と考える市場参加者による買いが入り易い水準になると思います。

一方で、EU圏の状況から考えて今年9月10月の安値割れを視野に入れている、ユーロベア派もいると思います

 

個人的には、米中問題にも絡んで、今現在ではまだユーロ長期下落トレンドを想定していないです。

あと、今後ともドイツ国内、ユーロ圏内からも、そして米国からもユーロ圏の財政出動によるさらなる景気対策を求める声も聞かれることになることでしょう。

これが市場心理に一定の影響を与え、金融市場においてボラティリティを生じさせることになっていく可能性もあると考えています。ユーロにとってポジティブかネガティブ

かは状況次第だと思いますが。

 

ポンド―――判断分かれる。

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ポンド/ドル

少し前まではポンド上昇と見る市場参加者が多かったと思いますが、直近ではポンド下落派も増えているのではないでしょうか?

ブレグジットの思惑や、イギリスの政治・経済のことを考えると、ポンド下落シナリオも当然アリだと思います。既にポンド/ドルであれ、ポンド/円であれレンジ上限でショートポジ保有している人も多いのではないでしょうか。戦略的にはアリだと思います。

 

個人的には、直近のポンドの主要テーマは「合意無きブレグジット回避か否か」であり、回避なら、一旦は素直に上昇なのではないかなぁ、とは思っています。

 

市場の需給的には、少し前の勢いあるポンド上昇と、最近までのポンド上昇の思惑で買い玉がたまっていたと思います。買い玉がたまっていた分、上値が重くなっているところがあると思います。

一旦下落し、1.28を下回り、1.276~273まで下がればむしろ上昇しやすくなるかもしれません。

しかし、1.27ミドル以下はロングを諦める人は多くなるとは思います。

 

短期ショート勢のターゲットは、今の水準である1.282~280付近だと思います。この水準で止まり下がらなければ、一旦はレンジ内でのショートカバーが入る可能性も。

1.280割れでもさらなる弱気材料が無ければ、断続的に買いが入るのではないでしょうか。

 

材料が出て、レンジ上限をブレイクした場合、1.322以降は利食いが入り易く、徐々に重くなっていくと思います。

レンジ下限をブレイクした場合、ショート勢のとりあえずのターゲットは、1.26~25ミドルになると思います。

 

オセアニア―――米中問題の影響強いけれども、豪ドルはベア派が増加か?NZドルはニュートラルもしくは今後ベア派増加の可能性も。

豪ドル

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豪ドル/ドル 日足 4時間足

米中対立、豪経済・金融政策への思惑から、豪ドルベア派が増加しているのではないでしょうか。

短期ショート勢のターゲットは、0.672~0.670付近にあると思います。米中交渉進展期待が生じればショートカバーが生じる可能性も。

0.67付近では、一旦は買いが入り易いとは思います、が、一方で今年9月10月の安値更新で0.65を狙う弱気筋もいるとは思います。

 

個人的には米中交渉の動向を見守りたいと思います。あまり安値追随でショートはしたくないです。

 

NZドル

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NZドル/ドル 日足 4時間足

現時点では豪ドルよりも堅調。最近の金融政策で市場の利下げ予想に反し据え置きだった影響もあります。

あとIMMポジでは売りに偏っているようです。

 

米中交渉進展なら、明らかにNZドルを支える材料になります。しかし、米中問題がネガティブな方向なら、徐々に弱気筋も増えるのではないでしょうか。

 

弱気材料が生じないならば、0.63ミドル以下から0.632付近にかけては断続的に買いが入りやすく、堅いと思っています。

0.62ミドル以下も堅いと思っています。

 

悲観が生じない限りは、下がったら買いたいと考える市場参加者は多いと思ってます。