機機投合

トレーダー目線の 株 為替(FX) 金融市場の動向・話題

最近のドル円の上昇に関してのメモ(ドル需要や隠れQEの影響も?)

 

ドル/円上昇。ドル需要や隠れQEの影響も指摘

 

ドル/円は25日月曜からずっと上げっぱなしです。

f:id:kikitougou:20191130001551p:plain

ドル/円 日足

大義名分としては米中交渉進展期待があったわけですが、しかし、明確に決定されたものは特に出てきてません。交渉継続のための意欲は失われてませんよ~、といったようなものだけでした。

 

前回の記事にあるように、需給の観点からドル/円は上昇しやすいかも、とは思っていましたが、実需やオプションなどドル/円は色々な理由で上値が抑えられやすく明確な強い材料が出ない限りは、上昇したとしても膠着しながらの上昇だろうと思っていました。

こんなにも、スルスル~っと上昇して109.5をつけるとは予想外でした。

 

また、米金利の上昇をともなわないドル/円の上昇であり、米株の上昇に引きずられた上昇にも見えます。

 

今回のドル/円の上昇(ドル/スイスフランも上昇しているわけですが)の背景については、ドル需要と、それに応えるためという大義名分でなされている隠れQEが関係しているのではという声もあります。

 

つまり、ドル需要があり、それがまずドル高要素。さらに、米中交渉進展期待が生じた中で、隠れQEが好感されリスクオンに貢献し資金が株式市場へ流れ米国株高。それによってドル/円上昇という流れです。

隠れQEは長期金利には影響しないハズ、という声があります。今回のドル/円上昇には米金利は連れてなかったですが、これはよくわかりません。でも一応はこの時は、債券・金利市場では米中問題やFRBの低金利政策が意識、なんていう声もあったようです。

 

●米金利とドル/円のチャート

f:id:kikitougou:20191130005824p:plain
f:id:kikitougou:20191130005832p:plain
米2年債金利 2時間足(緑縦線は25日月曜) 日足。オレンジ線はドル/円
f:id:kikitougou:20191130010859p:plain
f:id:kikitougou:20191130010906p:plain
米10年債金利 2時間足 日足。オレンジ線はドル/円。

 25日以降はドル/円は米金利以上に元気があったのがよく分かります。

 

●米国株とドル/円のチャート

f:id:kikitougou:20191130012027p:plain
f:id:kikitougou:20191130012142p:plain
米S&P500 2時間足 日足

 今回のドル/円上昇は米金利よりも米国株の上昇との関係が深いようにも見えます。

 

今後のドル/円は?

 

今後のドル/円の動向について整理しておきます。

・ドル需要に関しては、12月中には弱まるという声がある。ドル需要の緩和がドル/円動向に影響する可能性あり。

・米中交渉進展期待はドル/円の支えとなる。中国への追加関税が延期されれば、それも交渉進展期待につながりリスクオンに貢献する。

・米国経済の堅調さを示すような指標結果が今後も保たれれば、それもドル/円支持。

・隠れQEもリスクオンに貢献。

 

ドル需要緩和観測はあれど、どちらかというと今現在はドル/円堅調材料の方が目立つという状況です。